子どもが夢中になってみているYouTube、それをなんとか勉強に活かせないものかと思いませんか。
子どもがYouTubeばかり見ていて勉強せずに不安だ…そう感じている方にこの記事を見て、勉強の場としての新たな道を見つけていただきたいです。
いい動画をみることで、理科に興味を持ち、頭がよくなる、そうなってくれれば親としてどんなにうれしいことでしょう。
そんな願いがかなう理科系YouTubeチャンネルを5つ紹介します。
なお、チャンネル選びには高校生(長男)小学生(次男)に協力してもらいました。そのため、大人目線からだけではなく、子どもからみてもいいモノを選べたと思います。
※注意 紹介する5つですが、理科の授業の動画ではありません。そのため、理科のテストの点が上がるという直接的な効果があるのではないのでご了承ください。
こちらの記事ですが、ブログの方向性を変えたため公開を下げていたのですが、検索で来られる方がいらっしゃるため、再度公開いたします。
現在は、勉強をRPG(ロールプレイングゲーム)化しよう!という趣旨で、サイトを作っている最中です。ご興味が出ましたら、初心者ガイドにお越しくださいませ♪
おススメ理科系YouTubeチャンネル5選
GENKI LABO
GENKI LABOは子どもが好きなテーマでの実験がアップされているチャンネルです。
解説もしっかりとあり、分かりやすいです。
小学生が面白そうだと興味をひかれる動画がおおくあります。
チャンネル製作者は、市岡元気先生。
元気先生は米村でんじろう先生の弟子で、ちゃんと教員免許を持っておられます。
人気YouTuber(水溜まりボンド、QuizKnock、東海オンエアなど)とも共演しており、その繋がりですでにお子さんも知っているかもしれません。
鬼滅の刃やDr.STONE、マインクラフトなどマンガやゲームなどに関する実験動画も多数あります。
これらの動画をきっかけにしてお子さんにすすめるのもいいでしょう。
そんなGENKI RABOチャンネルですが、めもすた@管理人いちおしの動画は↓これです。
小学生にウケるといったら、鬼滅の刃かう〇こネタでしょう♪というワケで、お食事中の方は要注意な動画を紹介してしまいました(^-^;
真面目に体内での食べ物の変化を科学実験で再現している動画になります。ぜひお子さんといっしょにみてください。
物理エンジンくん
物理エンジンくんはさまざまなことを物理で検証していこうというチャンネルです。
3D描写で動画が作成されています。
音声での解説はありません。動画によりますが、物理的に考えるため解説は難しめです。
【物理エンジン】の言葉の意味は↓下のとおり。
《ぶつり‐エンジン【物理エンジン】 の解説
《physics engine》力学の諸法則にのっとって、物体の振る舞いのシミュレーションを行うソフトウエアやミドルウエア。重力・摩擦・空気抵抗を考慮し、物体の変形や衝突などを再現することができる。三次元グラフィックスやコンピューターゲームなどで利用される。物理演算エンジン。
goo辞書より
解説は小学生には難しいので理解することが重要ではなく、トライアルアンドエラーをみることでどう変化していくのか過程をみたり検証結果を知ったりすることが大切です。
めもすた@管理人のおススメは、アンパンマンの顔交換についての動画。
小さいころ見ていたアンパンマンについてならお子さんも興味を持ってみれることうけあいです。
圧倒的不審者の極み!
圧倒的不審者の極み!…名前からして怪しいチャンネルですが、実際に怪しいチャンネルです(笑)
包丁をさまざまな材料(段ボールや牛乳、豆腐やゼリーやキャンディなど)でつくります。
え…それを研ぐの!?というモノをひたすら研いで切れるようにしたりもします。
”つくる”の漢字は、創る、が正しいですね。
普通ではありえないモノから新たに包丁を生みだすので。
とても独特なチャンネルで好みは分かれるとは思いますが、なぜか心ひかれる動画です。
337万人(2021年4月現在)という登録者数やコメント欄から、多くの外国の方にもみられていることがわかります。
子ども向けとは言えないかもしれません。が、何かしら得られるモノがあると強く感じるのでこのチャンネルをおススメYouTubeに入れました。
一押しの動画↓はゼリーを包丁にするものです。普段おやつで食べているゼリーが包丁に変化する過程をおやつを食べながら見ましょう。
nimspr(まてりある’s eye)
nimspr(まてりある’s eye)は物質や材料の研究を総合的・専門的に行う公的研究機関、NIMSがアップしているチャンネルです。
NHKの科学番組のような雰囲気のある動画です。
超電導や超撥水や超合金の謎、超知りたくないですか?
再生リストのうちのひとつ【未来の科学者たちへ】は、「ピタゴラスイッチ」「0655・2355」でおなじみのクリエイティブ集団”ユーフラテス”が制作しています。
紹介動画はその【未来の科学者たちへ】から「見えないガラス」。ピタゴラスイッチのような装置が見えないガラスによって不思議な動きをします。
科学ヤバイch
科学ヤバイchは、科学にまつわる面白い話をアニメーション動画でアップしているチャンネルです。
キャベチさん、ぽぬめさん、あうたさんの3名で制作されています。
1動画1人で担当し、解説するというスタイルです。
アニメーションなので子どもにとって見やすいです。
なかでも科学に関するランキング系の動画が分かりやすく面白いです。
動画によっては解説されても小学生では理解できない部分もあるかと思いますが、聞き流してなんとなく意味を理解する、そんな感じで十分だと思います。
おススメする動画は、「もしも太陽が突然消えるとどうなるのか?」
当たり前にある存在が、もしなくなったら?どうなるのか、自分でも想像してみてください。
以上、5つのチャンネルを紹介させていただきました。
お子さんが興味をひかれそうなチャンネルはありましたでしょうか。
もっとも重要なのは子どもに興味をもってもらうことです。
「面白い動画を見つけたんだけど、いっしょにみない?」
と、さそってみましょう(^▽^)/
以下は、”頭のよくなる理科系YouTube動画の見方”になります。
なぜ理科系YouTube動画をみると頭がよくなるのか
頭のいい人とはどういう人か
そもそも頭のいい人とはどんな人でしょうか?
- 記憶力がよい
- わかりやすく要約ができる
- 他人に伝えるのがうまい
- いろいろな視点から考えることができる
- 問題の解決力がある
そんな人が頭のいい人、といえるでしょう。
どうやったらそんな人になれるのか、というと
ベストセラーである『東大思考』には
《日常の解像度》を上げることこそが、頭のよくなることに繋がると書かれています。
『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?』(管理人超おススメ本)という本には、
《脳のOS》をバージョンアップすると書かれています。
この2冊に共通して言えることは、
身の回りのすべてのことから学んでいるから、頭がいい人になるのです。
理科の本質とはなにか
頭がよくなることはひとまず置いておいて、まず理科の本質について考えてみましょう。
テストの点がいいこと
教科書を暗記していること
そういったことが、理科の本質でしょうか。違いますよね。
理科の本質とは、
なぜ?という疑問を持ち知ろうとすることです。
当たり前のことに疑問を持つこと
ふだん何気なくおこなったり知っていることをなぜだろうと考えること
理科とは、身近な現象を解明する科目なのです。
NHKの《チコちゃんに叱られる! 》のチコちゃんの思考だといえば分かりやすいかもしれません。
「あれはなに?どうしてなの?」小さいこどものなぜなに攻撃に困ったことはありませんか。
本当はだれもが小さいころ持っていた思考力なのです。
ですが、いつの間にか疑問に思わなくなり、当たり前が普通になっていきます…
それを理科系YouTubeをみることで”ちから”がつかないか、と思って書いたのがこの記事です。
頭がよくなるポイント
YouTubeをただぼーっと見ているだけでは、受動的で頭がよくなるには繋がりません。
だから、子どもがいつも見ている動画を理科系チャンネルに変えるだけではなく、以下のポイントを押えながら、できればお子さんと一緒にみて楽しみつつ学びの場にしていってもらえたらと思います。
知識が増える
第一に知らなかったことを知ることができるので、単純に知識が増えます。
知っていることが多ければ、その分世界も広がり、思考がしやすくなります。
知識が増えることは、頭のよくなる第一歩です。
日常のさまざまなことに疑問を持てるようになる
「頭がよくなるために、日常に疑問を持ちなさい!」
なんて言われても子どもはキョトンとするだけです。
- いろいろなことを解明する動画をみる
- なぞは身近にあることが分かる
- 自分でも疑問を持つようになる
- 自分で人に聞いたり調べたりする
こんな順番で考えていけば、日常に疑問を持つことも可能だとは思えませんか。
実際はこう簡単にいかないでしょうが、こんなふうに疑問を持てばいいんだよ、とたくさんの例を多く知ることで自分で謎を見つけ出せるようになればしめたものです( ̄ー ̄)ニヤリ
得た知識を他人に話してみる
得た知識は教科書には載っていないことなので、友だちに話したら驚かれるでしょう。
「あいつ、いろんなこと知ってていてスゲー!」言われてみたい言葉ですね。
もちろん、友だちでなくても親や先生など他人に教えると、
人に伝えるちからやまとめるちからもつきます。
他人に”すごい!”と認められることで、自己肯定感も上がります。
その方法ですが、
「どんな動画だったのか教えてくれる?」
こう声をかけてみましょう。
この時重要なのは、決してこどもの言葉をさえぎらないこと。
説明が足りなかったり、順番がめちゃくちゃだったりしても、
「そうなんだ!教えてくれてありがとう(^^♪ また違うのをみたら教えてくれる?」
と受け入れましょう。
これが意外と難しい…が、けっしてダメだししちゃいけません。
もしされたら、子どもはどう思うでしょうか?
…教えてって言ったのに、わたしの話は聞いてくれないんだ…もう二度と話さない!
なんてことになりかねません。
頭がよくなるどころか、親子関係が悪くなってしまいます…
効果は大きいですが、使い方を間違うと大きな傷になるので親の力が試されます。しかし、いい学びになるのでぜひ取り入れてみてください。
毎日の自主学習に取り入れてみる
少し上級編で、”他人に話してみる”の発展形になります。
最近、自主学習を宿題とする学校が増えています。
めもすた@管理人の子どもが通っている小学校は、数年前はプリントが宿題でした。
ところが今では自主学習ノートに自分で何をやるか考えて、書いて提出という形です。
ほとんどの子がやる自主学習は、漢字、計算です。
それでも充分勉強になるのですが、提案したいのは動画まとめを自主学習にしてみることです。
最初から子どもひとりでやるのは難しいので、親の手間がかかりますが一緒にやってみることをおススメします。
慣れてくれば子ども一人でできるようになります。
動画を楽しみながら、知識が増え、書くことで記憶に残り、まとめるちから(要約力)がついたり、自主学習として出すので先生に認めてもらえたりなどすごいお得な学びになります。
さらに動画まとめを自主学習とする方法は、ノートを作るという目的があるため、ぼ~っと見ていられなくなり、YouTubeが受動的なものから能動的なものに変化します。
これって学校の授業の受け方にも繋がると思いませんか。
最初に子どもと一緒にやる時間はかかりますが、やらない手はありません(^▽^)/
ただ先生によっては動画まとめを認められない方もおられると思うので、その場合は家庭学習として取り組んでくださいね。
まとめ
小学生の頭がよくなる理科系YouTubeチャンネルを5つ紹介しました。
理科系YouTubeをみることで、子どもの頭をよくすることは可能です。
ぼ~っと見ているだけでは効果は低いので、子どもの話を聞いたり、自主学習にしたりすることで効果を高めましょう。
もっとも重要なのは子どもに興味をもってもらうことです。
まず一本、動画をお子さんといっしょに見てみてください。
お子さんの頭がよくなるための一歩を踏みだしましょう。
お子さんの世界が広がるきっかけにこの記事がお役に立ったなら幸いです(^▽^)/
他におススメの理科系YouTubeチャンネルがありましたら、ぜひお問い合わせやコメントTwitter(@rapunzel_0000)などでお知らせください。
中高生向けと感じたので紹介しませんでしたが、くられ先生の【科学はすべてを解決する】や【るーいのゆっくり科学】など魅力的なチャンネルはまだまだありますよ♪
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